湊町アンダーグラウンド
少し前、ながらく凍結されていた新線「なにわ筋線」が実現に向けて動き出しそうだというニュースが流れました。国土交通省がJR西日本と南海、大阪府、大阪市によるトップ会議を開き、建設に向けた基本合意を得る方針とのこと。で、Googleマップになにわ筋線の想定ルートと設置駅をプロットしてみました。(あくまでも私の想像です)
下の記事で、「日本鉄道旅行地図帳 10号 大阪 - 全線・全駅・全廃線」というムックを買ったと書きましたが、その中の21世紀の構想線・夢想線特集で、地下化されたJR難波駅のホームの先に、なにわ筋線用の線路が伸びている写真が掲載されています。
で、その線路の先は、湊町リバープレイスの地下に埋められている巨大な函体(トンネル)(図中「既設JR地下函体」)につながっています。OCATが完成し、JR難波駅が地下化した時に埋められたのだと思いますが、その後、湊町リバープレイスが建設された時に、さらに北西側に函体(図中「新設地下函体」)が増設されています。(近代建築 2003年12月号より)
最初の函体が末広がりなのは、なにわ筋線の延伸方向が複数案あったからだと思いますが、その後増設された函体がスリムなのは、ルートがほぼ決まったということなのでしょう。地下ではなにわ筋線延伸用のJRの函体、地上では阪神高速に巻きつかれ、なんばHatchのある建物は、あんなキノコ(?)みたいな形をしています。函体の上部には大きな建物を建てることができず、大部分は階段広場になっています。それでも阪神高速の橋脚(図中「PN1」)はのっかっているようですが。
以前、「湊町アンダーグラウンドプロジェクト」という光と映像による空間体験型アートイベントが開催され、この地下函体が一般公開されていたそうです。聞いていたような気もするのですが、何やかんやで行きませんでした。今から思えば見ておけばよかったなぁ...と。(^^ゞ
2009.5.20追記 湊町アンダーグラウンドプロジェクトが開催されたのはこの地下函体ではなく、OCAT南側の地下街(?)だったそうです。(コメント参照)
Comments: (4)
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沈埋函?とか言うモノがあるらしいのですが、函体ちゅうのはそれのことなんでしょうか?
鉄道旅行地図帳によると、泉北高速鉄道などにも延伸用の土地が用意されてるみたいですね。
地下鉄のトンネルを懐中電灯片手に歩いてみたいです。
で公開されていた部分はおっしゃっている場所ではなく
OCAT南側の今緑地になっている部分です。
バブル期に需要を見込んでコンコース延長か地下街延長計画があって
その中止になった場所で開催されていました。
ヘルメットと保険料込みで1000円でした。
サンケイビルなどが出来てから出口が増えましたので、
柱2スパンのみ利用される事になりましたが
まだ300mは廃墟のままです。