亀戸天神社 藤まつり
先日は根津神社の文京つつじ祭りに行きましたが、今度は亀戸天神社の藤まつりに行ってきました。15棚100株以上あるという藤の花で境内一面が淡い紫色に覆われ、藤の花独特の匂いが漂っています。亀戸天神は東京一の藤の名所というだけでなく、数多くの屋台が軒を並べ、下町情緒もたっぷりです。私は亀戸名物の船橋屋さんの元祖くず餅をいただきました。
亀戸天神の藤は約350年前の神社創建当時から植えられていたと言われ、錦絵などにも描かれるなど、その見事さは江戸市中まで広く知れ渡っていたとのこと。現在では境内から東京スカイツリーの姿を見ることができ、新たな名所ともなっているようです。梅や桜、ツツジに藤と、江戸の昔から東京は巨大な園芸都市、花の都だったのだなあと改めて思いますね。
藤を見た帰りは、少し足を延ばして東京スカイツリーを見に北十間川に架かる十間橋へ。天気が良くて風がなければ逆さスカイツリーが見られる有名なポイントですが、今日は風が強くて川面が波打っており、残念ながら634m+634m=1,268mのスカイツリーは見られませんでした。しかし、川岸に咲くツツジと東京スカイツリーの組み合わせは綺麗でした。
鎌倉散策
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ゴールデンウィークに入り、季節もよくなってきたので、鎌倉に散策に行ってきました。東京に来てまる3年経つのですが、鎌倉は20年以上前、学生時代に訪ねたきりなので、ほとんど初めていくようなものです。ですから、上の地図のように、鎌倉大仏-長谷寺-由比ヶ浜-若宮大路‐鶴岡八幡宮‐源頼朝の墓‐建長寺-円覚寺と、とりあえず鎌倉の有名どころを回る超初心者コースです。(^^ゞ
まずは江ノ電 鎌倉駅から長谷駅へ。連休とあって震災後ではありますがかなりの人です。住宅街の中をゴトゴト走り抜ける様子は大阪のチンチン電車にも通じるものがあって、郷愁を誘います。
鎌倉といえばやはり高徳院の鎌倉大仏(国宝銅像阿弥陀如来坐像)。20円出せば胎内に入れます。ちなみに、台座と大仏様の間にはステンレス板を敷いてあり、いわゆる免震構造になっているとか。
鎌倉の大仏さまの後は長谷寺へ。本尊の十一面観音は楠の一木造りで高さ9.18mあり、木造では日本一の大きさとも言われています。長谷寺の眺望散策路からは由比ヶ浜などが一望できます。
長谷寺から由比ヶ浜に出て、そのまま海岸伝いに若宮大路へ。一ノ鳥居、二ノ鳥居から段葛を経て三ノ鳥居へ。源頼朝のころの鎌倉はどんなだったろうかと想像を巡らしつつ、鶴岡八幡宮へ。
鶴岡八幡宮に到着しました。大石段脇には、昨年強風のために倒壊した、樹齢1千年余、高さ約30メートルの大銀杏の切り株と移植された幹が。どちらからも多数の若い芽が吹きつつありました。
鶴岡八幡宮から法華堂跡の源頼朝の墓へ。白旗神社脇にある階段を上った所にあり、現在のものは江戸時代に島津氏によって建てられたものだそうで、拍子抜けするほど質素な石塔でした。
鎌倉五山の第一位、建長寺へ。鎌倉幕府執権 北条時頼によって創建された禅宗寺院で、総門・三門・仏殿・法堂・方丈が一直線に並ぶ伽藍配置が創建当時の面影を忍ばせます。最後は鎌倉五山の第二位、円覚寺へ。円覚寺といえば、禅宗様建築の代表作として有名な国宝の舎利殿がありますが、年に2度しか公開されないため、残念ながら遠くからチラ見しかできませんでした。
久しぶりに行った鎌倉は、京都や奈良とはまた違った風情があって良かったです。三方を山に囲まれているせいか、町自体はこじんまりとしているのに土地に立体感があります。それから、海に向かって町の南側が開けているのが良いですね。陽当たりもよくて明るい気持ちにさせてくれます。自宅からそれほど時間がかからないとわかったので、今度は少しディープな鎌倉散策 (^^ゞ に挑戦してみたいと思います。
第42回 文京つつじ祭り
東日本大震災もあり、4月になって勤務先の会社の組織体制も変わって、このブログも放置状態でした。そうこうしているうちに桜の季節も終わり、歩道や中央分離帯の植え込みにツツジの花が咲き始めたので、東京に来てから毎年恒例となっている、根津神社の文京つつじ祭りに行ってきました。
今年も文京戦隊BUNレンジャー ツツジパープルがお出迎え
根津神社のツツジ苑は、現在の不忍通りを流れていた石神井川が、本郷台に刻んだ根津谷の傾斜面を巧みに利用して作られており、色とりどり、さまざまな種類のツツジを立体的な構成で楽しませてくれます。家から片道4kmほどのお散歩にもちょうどいい距離で、東京でもお気に入りの場所の一つです。
東京は街なかでも植え込みなどにツツジが数多く植えられていて、今の季節はさまざまな種類のツツジが咲き誇っています。江戸時代には、大久保・百人町の鉄砲百人組が自生していたツツジを栽培して有名になるなど、ツツジの園芸も盛んだったそうなので、今でも東京は意外と花の都なのかもしれないと思ったり。
根津神社への帰り道、上野恩賜公園の不忍池に立ち寄ると、3月18日に634mに達した東京スカイツリーの姿が。上野恩賜公園には久しぶりに行ったので、見慣れぬ光景にちょっとビックリ… 今後も頻繁にと言うわけにはいかないと思いますが、気になるトピックなどがあれば更新していきたいと思います。
539mの東京スカイツリー
天皇誕生日一般参賀
12月23日の天皇陛下の誕生日に、皇居で行われた一般参賀に行ってきました。東京に来てしばらく経ちますが、予約がないと参観することができず、なかなか行く機会がありませんでしたので、初めて皇居の中に入ることができました。
皇居前広場では手荷物の検査とボディチェックが行われます。
普段は渡ることができない正門石橋(通称 二重橋)を渡って正門へ。
正門をくぐると京都伏見城から移築されたとされる伏見櫓が見えてきます。
正面鉄橋からは石橋が。石橋を反対側から眺めたのは初めてでした。
中門をくぐると宮殿で一番長い建物、長和殿が見えてきます。
天皇皇后両陛下、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻のお出ましです。お誕生日おめでとうございます。
新宮殿を抜けると、宮内庁の建物が。ここも観光客の格好の写真スポット。
いつもは東御苑から見る富士見櫓も、こちらか見るとより大きくそびえたつ感じがします。
坂下門から退出しました。石橋同様、反対側から眺めたのは初めてです。
坂下門の向こうには、いつもの丸の内の高層ビル群がそびえたっていました。
神田川ブラリプチクルーズ
千代田の秋まつりで、千代田区観光協会主催の「神田川ブラリプチクルーズ」が開催されたので、久しぶりに神田川をミニクルージングしてきました。秋葉原・和泉橋の防災船着場から万世橋、総武前、丸ノ内線の鉄橋、聖橋やお茶ノ水橋などの名橋、大都会東京の秘境 お茶の水渓谷を巡って小石川橋手前で折り返す、ワンコイン500円、往復約30分のミニクルーズです。
クルーズ8倍速!
以前は1000円くらいのツアーもあって利用したこともあるのですが、今は定期クルーズがないので、普段は決して見ることのない川面から見上げる街並みや分水路、橋の裏側など、とても興味深く楽しかったです。しかし、神田川・お茶の水渓谷は何度クルーズしても飽きることがないですね。春にもまた開催されるようなので、楽しみに待っていよう♪
神田古本まつり、神保町ブックフェスティバル
早いもので、東京に来てから3回目の東京名物・神田古本まつり、神保町ブックフェスティバルです。東京名物・神田古本まつりは11月3日、神保町ブックフェスティバルは10月30日と31日の二日間のみでしたが、30日は季節外れの台風の影響でほとんどのイベントが中止になってしまいました。その分、時折霧雨が混じるものの、今日31日はたいそうな賑わいとなっていました。
靖国通り沿いには、東京名物・神田古本まつりの古書のワゴンが駿河台下から専修大学前の交差点までずら~っと並んでいます。
すずらん通り、さくら通りには、多数の出版社がワケあり本のワゴン販売を行ったり、近隣の有名料理店の屋台がずら~っと並んでいます。
さくら通りでは、宇崎竜童さんがアマチュアメンバーとして参加するデキシーランドジャズ「ジャミング・ホット・セブン」の演奏なども。
神保町の一角には、映画「森崎書店の日々」のロケが行われた建物がひっそりと建っています。しかし、神保町ってどこか心惹かれる不思議な魅力がありますね。
ロイヤルな日々
先日、迎賓館赤坂離宮の前庭が一般公開されていたので、見学に行ってきました。毎年、応募による建物内部の一般参観も行われているのですが、あまり大々的には宣伝しないので、いつも気がついたら申込期限を過ぎてしまって悔しい思いをしています。(^^ゞ
今回は、応募なしの前庭部のみの一般公開でしたので、建物内部には入れませんでしたが、明治42年に東宮御所として建設された、日本で唯一のネオ・バロック様式の洋風宮殿建築を見ていると、ヨーロッパにでも観光旅行に来ているような錯覚を覚えます。
正門
皇室関係でもう一つ、さいたま市・大宮の鉄道博物館で開催されている、開館三周年特別企画展 「御料車~知られざる美術品~」に行ってきました。御料車とは天皇・皇后両陛下や皇太子殿下が御乗用される車両の総称で、走る美術品とも走る宮殿とも呼ばれています。
今回はヒストリーゾーンに展示されている御料車の見学ガイドツアーも申し込み、普段はガラス越しにしか見ることできない7・9・10・12号御料車を、展示室の内部に入って間近に見ることができました。しかし、あまりに間近すぎで写真撮れませんでしたが...(^^ゞ 展示されている御料車には剣璽奉安室があり、戦前は天皇陛下が一泊以上のご旅行のため皇居を離れる際、天叢雲剣と八尺瓊勾玉を持っていかれたとか。
去年は、皇居東御苑に御即位20年記念御料車・儀装馬車特別展を見に行きましたが、皇室ゆかりの品々に触れることができるのも、東京ならではですね。
東京スカイツリーの試験点灯
10月13日に東京スカイツリーの試験点灯があるということで、現地近くまで見に行ってきました。今回は、LEDの照明器具の性能試験のため、約50台が建設中のタワーの335m部分や160メートルの部分、地上部分に分けて設置されていただけなので、まあ、確かにたったこれだけ?と言えばそうなのですが、完成予定の2012年春までは点灯予定はなく、そういう意味では貴重な瞬間と言えなくもありまあせん。
完成時には、約2000台のLED照明が設置され、江戸ではぐくまれてきた心意気のイメージ「粋」を水色の光、美意識の「雅」を江戸紫色の光で1日おきに表現するとのこと。ライトアップした姿もさぞ美しいでしょうね。まだまだ街並みには溶け込んでいるとは言い難い東京スカイツリーですが、人々の思い出の中に取り込まれ、共有されることで、徐々に東京の新しいランドマークとして認知されていくのでしょう。
東京のお稲荷さん
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少し涼しくなってきたので、東京に来てからずっと気になっていた稲荷神社をボチボチ訪ね歩き始めました。日本全国には6万社を超える稲荷神社があり、屋敷神として企業のビルの屋上や工場の敷地内などに祀られているものまで入れると数えきれないほどになるとされています。稲荷神社の総本山である伏見稲荷大社が京都市にあるのに対し、東日本でより多く信仰されるようになっており、江戸時代には、江戸に多い物として「火事 喧嘩 伊勢屋 稲荷に犬のくそ」とまで言われるようになったように、東京には多数の稲荷神社が存在します。
東京の稲荷神社に関しては、学術的にも趣味的にも様々な方が様々な研究が行ってこられています。ですから、改めて何かを研究しようって言うのではなく、東京のお稲荷さんをお参りしつつ訪ね歩くと、目や耳や鼻、足の裏から伝わってくる何かを通して見えてくるものがあるのではないかと思ったり。そんなゆる~い感じで訪ね歩けたらなあと思っています。そんなわけで、今は千代田区中心。
とは言え、東京にある稲荷神社は、都市化にともない路地裏やビルの壁面、ビルの屋上にひっそりと設けられているものも多く、各種資料を元に場所の当たりをつけても現地に行くとなかなか見つけられなかったりします。それで事前にGoogleストリートビューで稲荷神社の姿を見つけてGoogleマイマップに転記しておき、現地ではXperiaのGPSとGoogleマイマップを利用して探せば迷うこともなくなります。(^^ゞ Androidスマートフォンの真骨頂ですね~
お稲荷さんを訪ね始めたもう一つのきっかけは、アースダイバーマップbisの第1回マッピングテーマが「稲荷」だったこともあります。私自身は中沢新一先生の アースダイバー は読んだことない(読むと大きな影響を受けそうなので、躊躇しています…^^;)のですが、到底自分一人では調べきれないであろう多数の稲荷神社が、東京の複雑な地形からどのような影響を受けて分布しているのか興味深く思ったからです。個人的にも同様の取り組みはいろいろやってきたのですが、自分が今まで知らなかったお稲荷さんをCGM的に共有できるのも面白いかなあと… ^^;