XperiaでARアヒルちゃん
Xperia (Andorid)でもアプリケーション作ってみたいと思い、そのスキルはまったくないのですが、取り敢えず開発環境を整えることにしました。以前、Xperiaのスクリーンキャプチャを撮るのにWindwos 7 UltimateのWindows XP Modeを利用しましたが、さすがにエミュレータ上でエミュレータを動かすのはいろいろ問題ありそうです。
そのため、あちこちのサイトの解説を参考に、見よう見まねで母艦のWindows 7マシン上にJava SE Development Kit、Android SDK、Xperia X10 Driver、Eclipse、Xperia X10 add-on for the Android SDKなどを順次インストールし、特に大きな問題もなくXperia X10のエミュレータが動作するようになりました。
Android用アプリケーションもJavaも未経験なので、まったく無謀としか言いようがないのですが、(^^ゞ 以前からAR (Augmented Reality: 拡張現実)に興味があったので、Android上でARアプリケーションを開発することができる「NyARToolkit for Android」というクラスライブラリとそのサンプルプログラムを動かしてみることにしました。
このサンプルプログラムでは、マーカー上に現れる3Dモデルとしてシェア/フリーウエアの3Dモデラ「Metasequoia」の3Dデータを読み込むことができます。せっかくなので、サンプルの3Dモデルを下の記事で作成したアヒルちゃんと差し替えてみました。ただし、読み込み可能なデータサイズが1MB以下に制限されているので、Sculptris側で少しポリゴン数を減らしています。
プログラムを実行すると、Xperiaのカメラに映ったマーカーを認識して、マーカーの上にARアヒルちゃんが現れます。サンプルプログラムには手を加えず、3Dモデルのみ差し替えているだけですから、当たり前と言えば当たり前ですが、自分のXperiaに自作の3Dモデルが表示されるとちょっと感動します♪
取り敢えずちょっと個人で遊んでみたい時でも、この辺りのお手軽さと自由さはAndroidならではと思ったり。(^^ゞ また、ARは持ち運んだり、屋外での使用が困難なPCでやるよりも、スマートフォンなどのモバイルデバイスでやるほうがいろいろ応用範囲が広がるのではないかと思います。
ところで、既存のAndroid用のARプログラムとして「AndAR Model Viewer」というアプリケーションがあります。こちらは組み込みの3Dモデル以外に、ユーザが作成したWavefront OBJ形式の3Dモデルを読み込むことができます。そこで、アヒルちゃんの3DモデルをOBJ形式に変換して読み込ませてみたのですが、形状はちゃんと表示されるものの、どうも色がおかしくなってしまいます。
組み込みの3Dモデルは特に問題なくXperiaで表示できるようなので、変換したOBJファイルに問題があるのかもしれません。いろいろパラメータを変えたりしながら試してみたのですが、うまくいきません。「AndAR Model Viewer」はスクリーンをドラッグすると3Dモデルを拡大・縮小や回転できたり、画面イメージを保存することができるので、ARアヒルちゃんを見るだけならこちらのほうが便利そうなのですが...
平河町ミュージックス 第2回公演
前回の記事で書いたように、6月18日(金) 19:00より、東京都千代田区平河町にあるインテリアショップ「ロゴバ」にて、「平河町ミュージックス」春季公演の第2回目となる、草刈麻紀 「萩 京子 VS 木々のさざめき」が開催されました。
草刈麻紀さんのクラリネット、森枝繭子さんのオーボエ、大澤昌生さんのファゴットの柔らかで温かみのある木管楽器の響きと、オペラシアターこんにゃく座の歌役者、彦坂仁美さんと佐藤久司さんの美しい歌声と演技が、時に穏やかで、時にユーモラスな楽しい演奏会となりました。
吹き抜けに浮かんだ中二階まで演奏や歌劇の演出に利用され、決して広くはない会場のあちこちから歌や音楽が聞こえてきて幾重にも重なります。演奏会当日はあいにくの雨でしたが、大きなガラスのカーテンウォール越しに聞こえる雨音さえ、今回のコンサートのための特別な演出のよう...は、言いすぎですかね。(^^ゞ
春季シリーズはあと1回、7月9日(金) 19:00より、ヴァイオリンの漆原啓子さんとハープの片岡詩乃による「ヴァイオリンとハープ~華麗さとかそけさ」が開催されます。ヴァイオリンとハープという組みあわせで、どんな音楽が出てくるか、とても楽しみですね。また、当日は秋季公演(10月~12月)の公演予定も発表されます。
演奏終了後のワインや演奏者の方との歓談も上々、コンサートホールとは違う違う独特な空間の中で、演奏家が本当は弾きたいが普段なかなか弾く機会がない音楽を聴くことができる、ユニークなコンサートシリーズ。お時間がありましたら是非おいでください♪
アヒルちゃん
なぜだかアヒルちゃんの3Dモデルを作りたくなって(^^ゞ、いつも使ってる Google SketchUp ではこういう丸っこい形状の3Dモデルはほぼ絶望的なので、フリーのスカルプトツール(3Dモデルを彫刻する様にモデリングするツール) Sculptris を試してみることにしました。
非常にシンプルなUIで、粘土のボールをマウスで引き延ばしたり、くぼませたりしながら形状を作っていきます。操作になれるまで試行錯誤が必要でしたが、上図のような形状程度なら、数回の試作で作成可能でした。
Sculptris でインポート、エクスポート可能なのはOBJ形式だけなので、いったん Metasequoia に取り込み、DXF形式に変換して出力します。 Google SketchUp でDXFファイルをインポートする場合は、ポリゴンが細かくなっていることがあるので、ある程度拡大率を大きくし、三角形を4点で出力するとよいようです。
Google SketchUp に取り込みました。体やくちばしの色付け、お目々のテクスチャマッピングを行い、全体のポリゴンの調整、頂点およびエッジにスムージングをほどこしました。この辺は、私的には手馴れた Google SketchUp の方が作業が楽です。いい感じに仕上がったでしょう? (^^ゞ
出来上がった3Dモデルのアヒルちゃんを、昨年、水都大阪2009などで巨大なアヒルちゃんが浮かべられていたのと同じ場所、Google Earth上の大阪・八軒家浜に浮かべてみました。見慣れた都会の喧騒の中に何ともゆるーい巨大なアヒルちゃんがいるだけで、癒しの効果は絶大。もう一度見てみたいですね。
また、東京でも巨大アヒルちゃん見てみたいなあ...ということで、東京だったら隅田川、建設中の東京スカイツリーなども見えるので、Google Earthの吾妻橋のたもとに置いてみました。浅草からも近いし、水上バス乗り場なんかもあるので、ちょっとした観光名所になるのでは?いかがでしょう? > 関係者の方(^^ゞ
せっかく作った3Dモデルということで、調子にのってAR-media Plugin for Google SketchUpを使ってAR (Augmented Reality)のビデオも作成してみました。Xperiaでもこのような3Dモデルが見られるARビューアほしい。Android用アプリを開発できるだけのスキルがあればなあ...
>> アヒルちゃん
山王祭 七ヶ町連合渡御
6月7日から6月17日まで山王祭が行われていて、今年は特に2年に一度の例大祭にあたり、神行祭やさまざまな行事が行われていたのですが、なかなか見に行くことができなかったので、先週末は赤坂の日枝神社にお参りに行ってきました。
日枝神社は山王さんとも呼ばれ、かつては江戸城総鎮守、徳川将軍家の産土神様として、現在は皇居の守護、東都の祈願所として篤い崇敬を受けています。江戸城の南西、山王台と呼ばれる高台の上に鎮座し、この地は江戸城から見て裏鬼門に位置しています。
また、山王祭は、江戸城内に入御した御神輿を、三代将軍家光公以来、歴代の将軍が上覧拝礼する天下祭として盛大をきわめ、江戸三大祭の筆頭として、さらに京都の祇園・大阪の天満まつりと共に、日本三大祭に数えられることもあります。
お参りの帰りに、ちょうど七ヶ町連合渡御に遭遇。日枝神社の氏子町会である平河町一・二丁目、隼町、麹町一・二・三丁目、一番町の山車や大神輿が街中を練り歩き、うちの会社の1階に飾られていた平河一丁目町会の大神輿も登場しました。
江戸時代の絵巻などを見ると壮大なお祭りだったようで、最盛期には神輿3基、山車60台という大行列だったようです。その当時とは大きく変わってしまい、氏子町会にも住人が少なくなってしまいましたが、地元の商店主も加わって、地域イベントとして年々盛り上がってきているようで、今後も楽しみです。
日本橋クルーズと東京スカイツリー見学 (その2)
前回同様、普段、何気なく通っている橋を船に乗ってくぐるのも面白かったのですが、川の途中には水門や閘門、防災船着場や漕艇庫など、普段目にすることのないさまざまな施設があり、街を歩いていると川が流れていることさえ気付かないことさえあるのに、視点を変えて川から街を眺めてみると、これほど豊かな風景が広がっているのかと目を奪われました。
中でも興味をひかれたのは水門や閘門で、今回のクルーズでは日本橋水門、亀島川水門、新小名木川水門と扇橋閘門をくぐっています。閘門とは水位の異なる河川や運河、水路の間で船を上下させるための装置で、扇橋閘門では、感潮河川(海面の潮位変動により水位変動する川)である隅田川から内水低下河川(洪水の恐れのある地域で水位を低下させておく側の河川)を船舶が通過する際、水位差を乗り越えるようになっています。
特に今回は大潮で、扇橋閘門挟んだ小名木川の両側では2m以上の水位差があり、船に乗ったまま2m以上、上下しています。このように、洪水時の水の浸入を防ぐ水門などと合わせ、低地である墨田区や江東区を水害から守られているおかげで、横十間川は堤防も低く、歩道から水面までの距離が近くてなかなか良い親水空間になっています。
さて、今回のクルーズの大きな目的の一つであった東京スカイツリーです。北十間川に架かる十間橋からは、川面にスカイツリーが反対に映り、今や逆さスカイツリーの見られる場所として観光地化しています。正直、途中の珍しい景色や施設にすっかり興奮し、二の次といった感じになってしまったのですが、(^^ゞ それでも、横十間川を曲がって北十間川に出た瞬間に現れた東京スカイツリーはとても美しいものでした。
川面から東京スカイツリーを見る機会はそうそうないでしょうし、建設中の398mの高さの東京スカイツリーが見られるのはこの日だけなので、そう思うと感慨深いものがありました。
日本橋クルーズと東京スカイツリー見学 (その1)
>> より大きな地図で 日本橋クルーズと東京スカイツリー を表示
先日、都市楽師プロジェクト主催の「日本橋 名橋たちの音を聴く ~川面からカンツォーネと都市の音環境を味わう舟旅~」に行って日本橋川を下り、日本橋や常磐橋などの名橋をくぐったり、川面からカンツォーネと都市の音環境を味わってきたばかりですが、今度は中央水の都フォーラム主催の「日本橋クルーズと東京スカイツリー見学」に行ってきました。
出発は前回と同じ常盤橋の防災船着場で、江戸橋までは同じコースをクルージング。今回は、その後、日本橋川を下って亀島川-隅田川-小名木川-横十間川-北十間川をクルーズし、十間橋の下、川面からから建設中の東京スカイツリーを見学、帰りはほぼ同じコースで、亀島川は通らずに隅田川から直接日本橋川をさかのぼりました。
大阪・池田ツアー
先日、のりみさんプレゼンツの大阪・池田ツアーに妻娘とともに参加してきました。阪急宝塚線の池田駅を出発し、まず最初は向かったのは日清食品の「インスタントラーメン発明記念館」。館の前では、日清食品の創業者で、世界初のインスタントラーメンの開発者、安藤百福氏の銅像がお出迎え。
チキンラーメン開発当時の研究小屋を再現したジオラマや巨大カップヌードルの断面模型(^^ゞなどを見学...
娘が一番喜んだのは「マイカップヌードル・ファクトリー」 カップめんの製造工程がわかる体験工房で、自分でデザインしたカップにスープと具材を組み合わせ、自分だけのオリジナルの「カップヌードル」を作ることができます。ちなみに、味の組み合わせは5460通りになるとか。
最後に、お持ち帰り用のエアークッションバッグに入れたら出来上がり。これで1個300円。カップヌードルをスーパーで買う値段と比べるとかなり高いですが、滅多にないことだし、子供が喜ぶならまあいいか...(^^ゞ
そのあとは、2010年4月22日にオープンした「小林一三記念館」へ。阪急電鉄、阪急百貨店、東宝の創業者である小林一三の自邸「雅俗山荘)」を改装したもので、鉄道だけでなく住宅開発や宝塚歌劇、映画なども事業を展開した小林一三の足跡が当時の資料や写真、映像で紹介されています。
さすがにこちらは娘には退屈だったようで、もてあまし始めたので、みなさんとはここでお別れ。それでも池田は初めてだったので、とても興味深いツアーでした。
日本橋 名橋たちの音を聴く (その2)
常磐橋
前回の記事の続き。いよいと常盤橋の防災船着場から船に乗り、常磐橋、常盤橋、一石橋、西河岸橋、日本橋、江戸橋の間を、カンツォーネを聴きながらゆったりとクルージングです。まずは1877年架橋の常磐橋をくぐります。常磐橋は都内最古の洋式石橋で、120年余の歴史を感じさせるなかなか味わいのある名橋ですが、高速道路に蓋をされ、また、橋自体の傷みもかなりひどいのが残念です。
日本橋
いよいよ日本橋をくぐります。1911年架橋の重厚感溢れる石造アーチ橋で、国の重要文化財にも指定されています。橋の上には日本国道路元標が設置されており、橋を渡ることはあっても川から見るのは初めてです。橋の欄干などには第2次世界大戦時の焼夷弾の痕跡が残されていると言われていますが、橋の裏の石にも結構、傷んでいる部分があります。これも焼夷弾の痕跡でしょうか?
橋だけでなく、川面から見るこれらの近代建築もそれぞれ味わいがあります。特に三菱倉庫本社は、日本橋川の水運が盛んだったころの様子を今に伝えています。江戸時代には日本橋川の川岸には多数の河岸(かし)があり、以前書いた熈代勝覧の絵巻では、文化2年(1805年)頃の日本橋界隈の魚河岸の活況、もう滅茶苦茶な人混みで賑わっている様子が伺えます。
最後は江戸橋。70分ほどのクルージングでしたが、あっという間に終わってしまいました。本来は都市の音環境を船に乗りながら体感するという企画だったのですが、聴覚より視覚の方が忙しくて...あと、3回くらい同じコースを回ったら、音を聴く余裕ができるかも。(^^ゞ 機会があればまた船で巡ってみたいですね。
日本橋 名橋たちの音を聴く (その1)
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都市楽師プロジェクト主催、open! architecture実行委員会、UIA2011東京大会日本組織委員会共催の「日本橋 名橋たちの音を聴く ~川面からカンツォーネと都市の音環境を味わう舟旅~」に行ってきました。日本橋川を下り、日本橋や常磐橋などの名橋をくぐったり、川面からカンツォーネと都市の音環境を味わうちょっと不思議な舟旅です。
集合場所は常盤橋防災船着場だったので、家の近くの雉子橋から常盤橋まで、日本橋川に架かる橋をまずは歩いて陸上から眺めることにしました。しかし、日本橋川沿いにはビルが張り付いていて道路がないことが多く、せっかく川があってもその存在を感じられず、橋を見るのも一苦労...
いつものように、自家製のXmap (Googleマイマップ用写真マッピングツール)にて、XperiaのMy TracksのGPSログと写真を重ね合わせてGoogleマイマップを作製しました。日本橋川は首都高速で蓋をされ、上空がほとんど見えないせいかいつもより派手にGPSログがあちこちさまよってしまったようです(^^ゞ
常盤橋の防災船着場から船に乗り、常磐橋、常盤橋、一石橋、西河岸橋、日本橋、江戸橋の間を、カンツォーネを聴きながらゆったりとクルージング♪ その様子は次回の記事にて...