SketchUpでAR
下の記事で、「第2回 Google SketchUpセミナー」に参加したと書きましたが、その時、Google SketchUpパーフェクトシリーズでお馴染みの阿部さんから、Google SketchUp用のARプラグイン "AR-media Plugin for Google SketchUp"を教えてもらいました。AR (Augmented Reality)とは拡張現実(あるいは強化現実)、つまり、現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術および情報が付加提示された環境そのもののことです。
取り敢えず試してみるなら、発売元のAR-mediaのWebページからトライアル版をダウンロード & インストールし、同じくWebページにあるマーカーのPDFファイルを印刷します。後はGoogle SketchUpとWebカメラさえあればいいので、実に簡単ですね。ただし、トライアル版は30秒程の時間制限があります。ちなみに、製品版は99ユーロのようです。
で、早速遊んでみました。ベゼルにWebカメラが埋め込まれたノートPCで試したので、アングルが極めて不自由なのと、妙に生活感あふれるムービーはご愛嬌ですが(^^ゞ、面白いというか、なかなか不思議な感覚です。何だか怪しいマジシャンにも見えますが...テストで使用した3DモデルはiPhoneと大阪城天守閣です。ちまたには、「電脳フィギュア ARis」なるイケナイ(^^ゞ おもちゃもありますが、まぁ、それと似たようなものと言えば似たようなものかもしれません...
実際には、例えば3Dソフトの操作に不慣れなクライアントに、3Dモデルを模型のように手にとってグリグリ眺めてもらうとか、さらに発展させ、ヘッドアップディスプレイ (HUD)とGPSなどと組み合わせ、現実の敷地にリアルタイムに3Dモデルを合成して表示するなどが考えられます。もちろん、これらはすべてすでに試みられていることばかりですが、こんなに簡単でお安く遊べる、あるいは遊べそうな感じがするところがミソですね。(^^ゞ
VRのように仮想空間に没入するのがいいのか、現実空間に情報を付加するのがいいのか、また、その複合っていうのもありますが、それって 電脳コイル? マトリックス?
Comments: (6)
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これからの広告技術として、携帯を利用して発展するような気がします。
この技術を簡単に見せているのはSketchUPとRubyのすごさなのでしょうね。
もう少し解像度が良くなって、シーン切り替えやSketchyPhysics2 が使えるようになるといいのですが。
実は、自分でも作ろうと思い「ARToolKit」について書籍などで調べましたが、私の範囲を越えてました・・・・
> 皐月さん
いや、実際に見てみると「なーんだ」って感じなのかもしれません。でも、ちょっとしたマジシャンみたいに見えなくもないでしょ?...最近のマジシャンはCG使う人もいるって聞きますから。(^^ゞ
> あべさん
いいものご紹介いただき、ありがとうございます。今はとにかくインパクト大ですね。こうなると立体ホログラムとかでも眺めたくなります。また、最近、業務で丸紅さんの3Dプリンタで建築模型出力しました。バーチャルも良し、現実もまた良しです。
うはっ、面白そうな"おもちゃ"ですね。^^
いや、おもちゃとしてだけではなくかなり使えそうですね。
>>3Dソフトの操作に不慣れなクライアントに…
これはいいかもですね
新製品発表会で使うとウケるかも知れませんね
丸紅さんの3Dプリンタ・・・って気になります。
SeaGateさんのバーチャル梅田を印刷して机に飾りたいです。(^^ゞ
昨日届いたんで早速試してみました。いやあ面白い面白い(^^)
30秒、ちょっと短いですねぇ。製品版が欲しくなります。
いつも有用な情報をありがとうございます。
お久しぶりです。3Dプリンタはホント都市モデルなん作ってみたくなりますよ。ARも3Dプリンタも手軽に使えるようになるといいですね。
> kentanさん
私もあべさんに教えてもらったんですが、面白いですね。クライアントに見てもらいたくなります。一度試してみたい...(^^ゞ