TOKYO decade
ヤフー(旧アルプス社)が公開する地図・位置情報をテーマした実験サイト「LatLongLab」で、1999年と2009年の東京主要エリアの地図を同一画面上に並べてその変遷を比較できるコンテンツ「TOKYO decade」が公開されています。六本木ヒルズや汐留、秋葉原など、この10年間で大きく変化したスポットをいくつかピックアップして紹介するコーナーもあります。ちなみに上の画像は東京ミッドタウンです。
10年間の比較というのがちょっと微妙ですが、再開発などが行われる以前の街の様子などがわかって興味深いです。個人的にはバブル前辺りと現在とを比べてみたいのと、航空写真でも見比べてみたいです。また、このままドラッグして大阪辺りまで行けるかと思ったのですが、小縮尺なら行けますが、さすがに拡大して見ることはできませんね。(^^ゞ
Google Earthでは、ツールバーの時計のアイコンをクリックし、タイムスライダーを動かして過去の航空写真を見ることができます。東京では10年程度前までの航空写真を見ることができるようですが、個人的には地図と航空写真を重ね合わせ、過去と未来を自由に行き来できれば言うことないのですが、欲張りでしょうか? (^^ゞ ちなみに、上の画像は左が1997年頃、右は2007年頃に撮影されたものです。(東京ミッドタウンはまだ工事中ですね...)
ところで、アルプス社と言えば、私が初めて買った電子地図ソフトがアルプス社の「アトラス RD 近畿 for Windows95」でした。1996年頃(?)の発売で、いわゆる道路地図帳を電子化したような趣のものでしたが、当時はパソコンで地図をグリグリしながら眺めることができるのが非常に画期的に思えたものです。
その後も地図と航空写真を重ね合わることができるようになったりと、プロアトラスシリーズにはたいそう楽しませてもらったのですが、GoogleマップやGoogle Earthの登場で、地図はおろか航空写真や地形、ルート検索や乗換案内までWebで無料で利用できるようになり、アルプス社もそのあおりを受けて倒産、支援に乗り出したヤフーに吸収合併されてしまいました。
10年間で変わったのは街の様子だけではなく、地図の世界も同様だったというわけですね...しかし、地図をグリグリ眺めて喜んでいる私は10年間全然変わってない...(^^ゞ
Comments: (4)
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航空写真の“ヒュージョンビュー”ができると楽しいだろうなあ。あ、もちろん大阪版も作ってほしい。
自分も最初CDの地図ソフトを導入して、それで那覇市などのフライトシミュレータのシーナリ位置を決めていたのですが、これがインターネットからダウンロードするソフトになったのもつかの間、今では直接地図アドレスを打ち込めば見られるようになってしまいました。
同じことを実は株の世界でも体感しています。
まだうわさですが、フライトシミュレータとVirtual Earthのドッキングなんかも検討されているそうです(BGL変換ソフトも出るらしい)。
このままいくと、エクセルなんかも(もちろんプラグインのインストールが必要)ブラウザでできるようになり、あとはクラウドコンピューティングになっていくような気がします。