ジオどす
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下の記事で、家族で京都にプチ観光に出かけたと書きましたが、京都は学生時代の4年間を過ごした土地でもあります。その京都市の中心部では、場所や所在地を表すのに「京都市○○区△△通□□東入ル」のような、東西南北に碁盤目状に走っている道路(通り)の名前がよく利用されます。
しかし、これだけでは△△通りと□□通りの交差点を東に入った辺りにあるということを表しているだけなので、「○○丁目△△番□□号」のような一般的な住所表記と違って特定の場所をピンポイントで指し示すことができず、地名や住所などから緯度と経度を調べる「ジオコーディング」がうまく働きません。
京都にいた時はさほど気にも留めていませんでしたし、あまり不便だと感じることもなかったのですが、千年の都で便利に使われてきた通り名で場所を表す習慣も、電子地図などのサービスで利用するには不向きです。実際、Googleマップで京都の知り合いの住所を検索すると、なかなか微妙な結果になってしまいます。
で、前置きが長くなりましたが(^^ゞ、沖電気工業、ロケージング、ANNAI LLCの3社が、「△△通□□東入ル」のようなテキストから京都の通りの名前を抽出し、それに対応した位置情報を返すAPI「ジオどす」の提供を開始したそうです。Google Maps APIなどと組み合わせ、比較的簡単に利用することもできるとのこと。
Geodosu Lightening Talk GeoMediaSummit3 09/04/03
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歴史のある住所表記をコンピュータ処理の都合に合わせるのではのうて、コンピュータの側で何とかしよやないかという姿勢がよろしおすなぁ。ちなみに、「ジオどす」のサイトでは、京都の通り名による表記方法を解説したはりますが(上のスライドなど)、厳密なルールがあるわけやのうて結構ええ加減で、そこがまた京都らしゅうてよろしおす。(^^ゞ
Comments: (4)
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またWEB上で単独で利用できるジオコーディングのサイトにも組み込んでみました。京都の地名って面白いのですね。道さえわかっていればたどり着きやすそうです。
渋谷の岡本太郎はすごい迫力ですね。ずっと以前、発見されて修復しているのをテレビで見たことがあるので、渋谷に来ると聞いたときはびっくりしました。井の頭線沿いに住んでいるので渋谷を通るたびに思わず立ち止まります。
最近自分のブログはサボりっぱなしですが、いつも楽しく拝見させていただいています。
北1条東1丁目みたいに。
アメリカもこんな感じだそうです。