天皇陛下の御即位20周年を記念して、11月14日(土)から11月23日(祝・月)まで、皇居東御苑の本丸天守閣跡の脇で御料車と儀装馬車などの展示が行われているので、見学に行ってきました。東御苑に入るには、普段は入園カードを受け渡しする必要があるのですが、期間中はフリーパス(^^ゞです。

旧御料車「ロールスロイス」平成2年製です。幌を付けた4人乗りのオープンカーで、平成2年の即位礼正殿の儀終了後行われた「祝賀御列の儀」や平成5年の皇太子殿下のご結婚の自動車列にも使用されたものだそうです。皇太子殿下の御成婚祝賀パレードのビデオに写っている車だと思います。

旧御料車「ニッサン・プリンスロイヤル」昭和44年製です。8人乗りの初の日本製御料車で、平成2年の「即位礼及び大嘗祭後神宮に親謁の儀」や国会開会式などの行幸に使用されたものだそうです。経年劣化と部品の調達が困難になってことから廃止され、現在は6代目のトヨタ・センチュリーロイヤルが4台体制で運用されています。

平成2年の「即位礼及び大嘗祭後神宮に親謁の儀」の際に天皇陛下が使用された儀装馬車2号で、昭和34年両陛下の御成婚の際にも使用されたものだそうです。儀装馬車は1号から4号までまであり、特に4号は信任状奉呈式で頻繁に使用されるそうです。

平成2年の「即位礼及び大嘗祭後神宮に親謁の儀」の際に皇后陛下が使用された儀装馬車3号で、昭和27年の立太子の礼及び皇太子成年式、昭和55年の徳仁親王成年式、平成3年の立太子の礼などの儀式に使用されたものだそうです。

その他、東御苑では五葉松などの盆栽、装束類や旗類、雅楽器や旗類などの特別展示も行われ、また、三の丸尚蔵館では特別展「両陛下-想い出と絆の品々」が開かれています。滅多に見る機会のない、しかも東京でしかなかなか見ることができないモノなので、じっくり見てまいりました。

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