Layarで記念撮影
Layarは、AndroidやiPhoneなどのスマートフォンのカメラで表示された現実の風景の上に、さまざまな情報が重ね合わすことのできる、いわゆるAR (Augmented Reality: 拡張現実)サービスです。そのLayarのコンテンツに「Layarで記念撮影」というものがあり、PCで位置情報と一緒に投稿した画像や3Dモデルを、AndroidやiPhone用アプリで実際のその場所で表示したり、一緒に記念撮影したりすることができます。
これまで作成してきたXperia用のARアプリはいずれもあらかじめ指定したマーカーを認識し、そのマーカー位置に3Dモデルを表示するタイプのものでしたが、LayarではスマートフォンのGPSや電子コンパス機能を利用して、マーカーなしで指定した現実の位置で3Dモデルを表示するできるということで、試してみることにしました。
上は「Layerで記念撮影」の投稿画面で、すでに多数のご当地キャラの画像が登録されています。画像や3Dモデルの投稿方法やLayar用の3Dモデルの作成方法はこちらのホームページに詳しく書かれていますが、下のARガンダム for Xperiaでも使わせていただいた、Illsteir氏作のガンダム RX-78-2の3Dモデルを東京駅丸の内口、東京駅前と皇居をつなぐ行幸通りに置いてみました。
行幸通りの真ん中、東京駅を向いて立っています。
ガンダムの股の下をくぐることもできます(^^ゞ
LayarアプリをインストールしたXperiaで東京駅前をのぞいてみると、夜景の中にたたずむガンダムが! なかなかカッコいいです。(^^ゞ
ポリゴン数が多いとうまく表示できないようなので、事前にGoogle SketchUpでモデルの簡略化を行っています。Google SketchUp Proでエクスポートしたobj形式はあまりうまく読み込めないソフトが多いので、一旦、obj形式でエクスポートしたものをBlenderに読み込み、再度obj形式にエクスポートしてからLayar3Dオブジェクト変換ツールでl3d形式に変換しています。
このガンダムの3Dモデルの色はテクスチャ画像を貼らずにマテリアルの色で指定しているのですが、Xperiaでは上のように綺麗に表示されるのに、iPhoneでは明るすぎて色飛びしたような感じで表示されてしまいます。テクスチャ画像を貼ると多少マシになるようですが、マテリアルの設定に何か問題があるのかもしれません。しかし、僕はiPhone持ってないのでテストできませんが...
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