本日のお題は大阪市南部の上町台地を南北にコトコトと走る路面電車、阪堺電気軌道上町線、いわゆるチンチン電車、地元では略して「チン電」です。長らく大阪市南部に住んでいて、特に高校への通学に利用していたので、このチン電には思春期の甘酸っぱい思い出が一杯一杯詰まっています。(^^ゞ

松虫、東天下茶屋、北畠、姫松、帝塚山4丁目、神ノ木、住吉、住吉公園などの駅舎(というか待合)もそれぞれ個性的で可愛らしく、沿線には由緒正しきプチ名所・旧跡も盛りだくさんです。個人的には帝塚山4丁目から神ノ木の駅に向かう坂(南海高野線を跨ぐために高架になっている)の途中で、車窓から大阪湾に沈む夕日を眺めるのが好きでした。

今回Google SketchUpで作成した3Dモデルは一応モ161形電車ということになっていますが、特定の車両をモデルにしているわけではなく、私の記憶の中のチンチン電車といったところです。この形の電車は昔は床が木製で、建て替え前の小学校の木造校舎の教室の油引きの床と同じ匂いがしたものでした。

非常に古い車両であるとともに、屋根が荷重に耐えられないためエアコンが設置できないらしく、現在ではほとんど走っている姿を見ることができません。しかし、住吉大社の初詣客を運ぶお正月には、今でもその老体に鞭打って大活躍してくれます。

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