Virtual Earth用3Dモデル作成ツール
マイクロソフトがVirtual Earthの新版をリリースしたそうで(元ネタはGoogle Earth Blog)、プレイスマークやライン、ポリゴンといった基本的なKMLファイルを読み込んでVirtual Earth上に表示できるようになったり、Google Earthと同じような機能がいろいろと実装されました。私的には当然ながら(^^ゞ Virtual Earthの3Dの部分に関心があるわけですが、ニュースリリースによると全米の約200都市でほぼ完璧な(?)3D表示が可能になったとのこと。すごいですね! また、3Dモデルと航空写真と鳥瞰写真の重ね合わせは、以前書いたPhotoSynthの技術を利用して非常にユニークな表現を見せてくれます。(下図)
マイクロソフトはダッソー・システムズ(ハイエンドの3次元CAD CATIAを販売しているフランスの会社)と提携してVirtual Earth用の3Dモデル共有サイト"3DVIA"を公開したりしていましたが、Virtual Earthの新版に合わせて3Dモデル作成ツール"Virtual Earth - 3DVIA"のTechnology preview版も利用可能になり、Google Earthと同じようにユーザーが自由に3DモデルをVirtual Earth上に配置できるようになりました。
取り敢えずこの"Virtual Earth - 3DVIA"でVirtual Earthに奇怪な建物らしきもの(^^ゞを置いてみたのが一番上の画像です。Technology preview版のせいか動作が安定せず、細かい作業はほとんどできませんでしたが、敷地の取り込みやモデリングの手順はGoogle Earth/Google SketchUpとよく似ています。今のところGoogle SketchUpと比べると機能的にはかなり劣りますが、Push/PullツールのようなものもあってGoogle SketchUpの小学生版みたいです。(^^ゞ
Google Earth/Google SketchUp/Google 3Dギャラリーに対応するものがそれぞれVirtual Earth/Virtual Earth - 3DVIA/3DVIAということのようですが、ただ、ここまで真似する必要があったのかという気もしますし、Virtual Earthならでは...というのが今のところあまり見えませんね。(見えないだけかもしれませんが...強いて言えば金に物言わせた非常に多くの3D建物群くらい? あと、航空写真はVirtual Earthの方がかなり奇麗です。)
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