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Google ビルディング メーカー

Googleが、Google Earth上に簡単な建物3Dモデルを作成することができるWebツール「Google ビルディング メーカー」を公開しました。Googleマップ上で3Dモデル化したい建物を選択し、表示される複数アングルの俯瞰写真の上でプリミティブな図形を建物の形に合わせて配置していくと、自動的に俯瞰写真の建物外観がテクスチャとして張り付けられた建物3Dモデルが出来上がります。

ただし、複数アングルの俯瞰写真をトレースして建物3Dモデルを作成する関係上、日本では東京、大阪、名古屋、京都、神戸など、Googleマップ上で白色に色が付けられた範囲でしか作成することができません。また、Googleマップ上で青色に色が塗られている街区は、すでにGoogleなどによって建物3DモデルがGoogle Earth上に提供されている範囲を表しています。

立方体や三角柱などのプリミティブな図形を組み合わせるだけなので、複雑な建物3Dモデルを作るのは困難ですが、特別なツールを用意する必要がなく、建物外観のテクスチャ画像も用意され、Google Earthプラグインを使って作成中や完成した建物3Dモデルも表示できるので、建物3Dモデルの作成作業がすべてWebブラウザ上で完結します。

作成した建物3Dモデルを保存すると、Google 3Dギャラリーに自動的にアップロードされ、Googleの審査を経てGoogle Earth上の建物3Dモデルとして世界中に公開されます。アップロードした建物3DモデルはGoogle ビルディング メーカーで再編集することもできますし、PCにダウンロードしてGoogle SketchUpでテクスチャを張り替えたり、より正確で複雑な建物3Dモデルに加工して、Google 3Dギャラリーに再アップロードすることもできます。(ただし、その場合はGoogle ビルディング メーカーでは再編集できなくなります。)

以前の記事で、Google SketchUp 7.1ではGoogleストリートビューの画像を切り抜いて3D建物モデルの外壁面に貼り付けることができるようになったと書きましたが、いつのまにかこれほど多数の俯瞰写真を用意していたんですね。Google SketchUpでもむしろこの俯瞰写真が使える方がいいような気が...(^^ゞ

しかし、Google Earthの3D建物モデルを増やすため、このような簡易ツールを用意したのでしょうけれど、私のような酔狂な人間(^^ゞを除けば、わざわざ手間暇かけて作ってくれるような人がどれほどいるのかちょっと疑問ではあります。また、日本の都市のように建物が密集して建っていると、きれいな外壁のテクスチャを得ることが難しく、かなり不自然な3D建物モデルになってしまいます。添景や背景用のそれらしい建物3Dモデルを作る程度なら良いかもしれませんが...

以前書いたように、Google EarthのライバルであるMicrosoftのVirtual Earthでは、建物の3Dモデルをセスナ機から撮影した複数の画像からほとんど自動で作り出したとのことなので、技術的にはある程度機械的に3D建物モデルを作成することは可能なはず。そうすると、この程度の精度の簡易建物3DモデルをCGMとして人力で作らせるのはちょっと無理があるように思うのですが...どうなんでしょう?

以下は、取り敢えず(^^ゞGoogle ビルディング メーカーで作ってみた3D建物モデルのサンプルです。

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SeaGate: 2009.10.16 | コメント (0) | トラックバック (0) | リンク (0) | ▲TOP

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