Google Earth:(妄想)仁徳天皇陵
今回の3Dモデルは、大阪・堺市にある、エジプトのクフ王のピラミッド、中国の秦の始皇帝陵と並び世界三大陵墓の一つに数えられている大仙陵古墳(いわゆる仁徳天皇陵)です。天皇陵のため宮内庁が管理しているため中には入れませんし、崩壊が激しく木々に覆われているため、外から見るとちょっとした小山のように見えます。数年間、堺市民だったこともあるので、この巨大なミステリー・スポットはずっと気になっておりました。(厨房の頃はこの古墳は宇宙人の鍵穴で、ここに鍵を入れたら地球がパカッと開くのだとか妄想しておりました...(^^ゞ それにしても見れば見るほど不思議な形ですよね)
で、築造当時はどのような様子だったのか、かねてより神の視点であちこちから眺めてみたいものだと思っていましたが、Google EarthとGoogle SketchUpを利用すれば、築造当時の姿に復元された神戸・五色塚古墳をさらに巨大にしたような巨大古墳の姿が、現代の堺にあるところをおウチでグリグリ見ることができるわけです。いい時代になりました。
単体でみるとその大きさや形、地理的な位置付けがよくわかりませんが、以前作成した冥王星や新東京タワーなどもそうですけど、実際には見ることができないものを地球のそばや都市の中に置いてセイム・スケールで比べてみると、何か見えてくるものがあるような...まぁ、少なくとも知的好奇心は満足します。(^^ゞ こういうGoogle Earthの使い方って個人的には一番魅力を感じているところです。平面の地図では絶対出来ない立体の地球儀ならではの遊びですので。
モデルそのものは詳しい資料もないので想像というより妄想に近いですが、一応全長と高さは合わせてあるつもりです。ただ、巨大なためGoogle Earthの地面のゆがみが大きく、モデル側ではそのゆがみを吸収できませんでしたので、「地形」レイヤをオフにして見ないと宙に浮いてしまいます。うーん、ちょっと残念。
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つまり、画像化した餅は決して美味いわけではありません。図解できる意味がおいしくなると考えます。今後の展開を大いに期待しております。敬白